リバウンドせず健康的なダイエットをする炭水化物ダイエットとは?
炭水化物ダイエットは、肉を食べて良い、カロリーは気にしなくて良い
などといった、従来のダイエット理論をくつがえす方法が注目され、
特にアメリカのハリウッド女優達が実践し、成功したことで日本でも
話題になったダイエット法です。
お米やパンといった炭水化物を極力控えた食生活を続けた結果、
短期間で体重減に成功した人も多くみられましたが、
ダイエット中はイライラした、頭がボーっとした、
反動で暴飲暴食しリバウンドした、といった声が多かったのも事実です。
そこで、正しい炭水化物ダイエット法を知り、
リバウンドを起こさず、健康的なダイエットを実践するためにも、
正確な知識を身に付けておきましょう。
簡単に言えば、炭水化物ダイエットは、
通常1日に摂取する炭水化物の量200~300gを20~40gへと極端に減らし、
糖分の代わりに脂肪がエネルギーとして使われる状態にすることで、
痩せることができます。
これだけ聞けば簡単なような気がしますが、
問題点もあります。
まず、体脂肪を燃焼させエネルギーとして使う際には、
代謝産物としてケトン体が増加します。
(軽い飢餓状態)これによりイライラ、
ひどい場合には不整脈などが生じることもあるので、
こまめに水分を摂取し体外へ尿として排出することが大事です。
また、炭水化物は脳の唯一無二の栄養素であるため、
糖質を極端にカットすることで脳の働きが鈍くなったり、
肝臓での糖づくりが繰り返し行われるために、
肝臓に大きな負担を与えるともいわれています。
さらに、呼吸が激しくなったり、悪化した場合は失神や
昏睡等を引き起こすことがあります。
炭水化物をカットして肉を食べることは、
コルステロール値が高い人や、日本人には体質的に不向きで、
動脈硬化を促進する場合があります。
炭水化物ダイエットとは、そもそもアメリカで開発されたものです。
そんなアメリカ人の食生活は肉中心であるため、
主食である炭水化物を抜くことは、それほど困難ではないと考えられます。
しかし、お米が主食の日本人にとっては、炭水化物抜きの食生活は
大変つらいダイエット法になるのが事実と言えるでしょう。